相對塔羅 — タロットの LINE ボット。課金の「解約」まで本番で回っている。
当社が自社で運用しているサービスです。課金できるところまで作るのは難しくありません。難しいのは更新と解約まで間違えずに回し続けることで、それを本番で続けています。
何を作ったか
- 段階的に案内するカード選び:3種類のデッキと10種類のスプレッドから、質問に合わせて案内します。
- AI による個別の解読:引いたカードと相談内容をもとに、AI が解読を書きます。雑談にも応じます。
- 月額課金:支払い、自動更新、解約まで、すべて本番で稼働しています(台湾の決済サービス MyCard を利用)。
- 人への切替:ボットで対応できない問い合わせは担当者に回します。
- プロンプトインジェクション対策:ボットへの指示を書き換えようとする入力について、ペネトレーションテストを実施済みです。
運用で学んだこと
AI の解読には 37〜57 秒かかることがあります。LINE からの通知を受けた処理の中で AI を待つと、その間サーバーの処理枠が埋まり、同時に数人が来ただけで止まってしまいます。そこで受信処理はメッセージを順番待ちの列に入れてすぐ返し、別のプログラムが順に処理する構成に変えました。
また、AI の呼び出しには予備の経路を用意し、1日・1か月の費用上限を超えたら止まるようにしています。こうした構成は、そのまま受託案件の設計に使っています。
台湾向けのサービスのため、ボットの言語は中国語です。
運用から得た教訓は、ガイドにまとめています。本番運用で分かった14の落とし穴 →